
drawing by hanateru “ 立秋 ”
日中は溶けてしまいそうな暑さですが、
立秋(8/7)を過ぎたあたりから
お風呂上がりにひんやりとした空気を感じ、
秋の入口に立っていることに
気付かされます。
旧暦には自然と寄り添ってきた
先人達の暮らしの智慧が詰まっていて、
その悠久の流れの上で
生きていられることの尊さと、
感謝をしみじみと感じるのです。
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私の方は暑さにバテながらも...
今年で5年目の開催となる
ENCOUNTER Madu Aoyamaさんでの
カレンダー原画展の為の制作の
日々を過ごしています

ですが、季節ならではの行事や催し、
観たい個展や展覧会があると
心の赴くままに足を運び
沢山の刺激と感動を受け取り
英気を養っています♪♪
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数年ぶりに覚園寺の黒地蔵縁日へ...

今年は早朝に... 感謝と祈りの時間


蓮の実が青々と美しかったです。
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鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムで開催中の
大好きな養老孟司先生の蟲展へ。


美しくもユニークな蟲たちの姿や解説、
標本の多さと小ささに驚愕しました!
沢山のお仕事をされながらも
それとは別の愉しみに情熱を注ぎ、
子供達や社会に向けて明るいカタチで
メッセージを発信し続けておられる
先生に更なる尊敬の念と
憧れの思いが膨らみました。

養老先生の作業スペースにキュン!


ホウセキゾウムシさん
ラッキーなことに会場に
養老先生がいらっしゃったので、
蟲を眺める合間にドキドキチラリ。
折角の機会なので、帰り際に
ご挨拶だけして会場を後にしました。
はぁ、心満ちる時間となりました!

参道には、しりあがり寿氏のぼんぼりが!
https://youtu.be/-T-djxo3u0w?si=o7VNTUJ9IS9z8rlF
ならべうたシリーズは何度観ても痛快
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代官山にあるルーフミュージアムは
カフェも凄く素敵で時々行くのですが、
その2Fにあるミュージアムで開催中の
田中健太郎氏の個展に伺ってきました。

初日だったので在廊されていて
制作過程や作品についての想いなど
色々とお話をして伺えたのですが、
全ての作品は、自画像のようなものだと
真っ直ぐな眼差しで仰っていて、
その言葉がとても心に残りました。
自分と真摯に向き合い、
全力で表現するということは
その時その時の自分を投影すること。
それだけの熱量で創作されているからこそ
人の心を動かし沢山のファンが
いらっしゃるんだなーと
大きく頷きました!!




田中健太郎氏が来てくださった皆様に
感謝の気持ちをカタチにして
手渡ししたいと準備されていた
名刺サイズの画も戴いて、感激!
額に入れて飾ろうと思います!!
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そして、昨日は横須賀美術館で開催の
エドワード・ゴーリーをめぐる旅展に。

小さい頃から何度も手に取り、
絵の美しさと独特の世界観に
魅了されながらも...
怖すぎて手元に置けなかった
ある意味特別な絵本。
今回、初めて原画を観たのですが、
ゴーリーさんの線の繊細さと美しさと
小さな絵の中に息づく
時の重なりに魂が震えました。
印刷物でも繊細だと感じていましたが、
原画は比べものにならないほど
活々としていて想像を超える
緻密さは圧巻でした!
紡がれた殆どの物語は、謎めいていて
救いようのないものが多いのですが、
その根底には理不尽な世の中への嘆き、
命の尊さと儚さ、迸る情熱を感じました。
ヒトという生き物も他の動物と同じで
最後は呆気なく消えてしまうこと...
そこには一定の法則なんてないのです。
溢れんばかりの情熱が
注ぎ込まれた美しい絵に、
残酷で不条理な物語が余りにも
ドライでクールなテンポで描かれていて、
ゴーリーさんの底知れぬ思考力と人間力、
そしてユーモアを感じてしまうのです。
そこには人間の根底に眠っている
野生というものをノックされるような
不思議な感覚を覚えます。
魂が痺れる素晴らしい展示でした。

コンテナ船が行き交う美術館からの眺め
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逗子の浜辺で観た、夕暮れに浮かぶ三日月
さぁ、私も創作に励みまーす(^-^)/