
drawing by hanateru “ art wreath 2017 : 花摘み ”
魔法にかかっているのか...
魔法が解けたのか...
今年は色んなミラクルがおこった
不思議な1年だった。
この数年、ギリギリの生活だった私が...
2月には13年ぶりの海外旅行でインドに行けて、
7月には長野、8月には佐渡島にまで行けた!!
お稽古やワークショップも様々な場所でさせて貰い、
作家として仕事のご依頼も少しずつ増え、
素敵なホテルの看板やビルの壁画制作など...
今までに無かったような規模での活動もでき、
驚きと歓喜の連続の日々だった。
いつも自分の感情がスムーズに取り出せず、
少し乖離気味に感じていた精神面も、
メンターたる友人の手助けもあって、
自分の喜怒哀楽をより近く感じられるようになった。
すると、以前よりも遥かに生きる実感が湧いて来て
人生がシンプルに歓び多きものになって来た。
人生の一番良い時期だと思っていた
私の30代は想定外の凸凹悲喜劇道で...
無我夢中というよりは我武者羅に走って来た。
そして、ふと立ち止まると...
昔はいつも此処にあったあの華やいだ気持ちが、
今はもう無くなりつつあることに先日気付いた。
あの感覚はもう戻らないかもしれないという...
底知れぬ寂しさを感じた。
そう言えば先日、知人のアーティストさんに
「 “ はなてる ” は、今は “ はなちぇる ” で、もう少しで “ はなちる ” になる。」
「 だって、前はもっともっとキラキラしていたもん!」とさらりと言われた。
言い得て妙という... 辛辣且つ愉快な言葉だった。
確かに逗子に来てもう9年が経ち...
自分でも沢山の変化を感じている。
きっと、それが現実なんだと思う。
だからその言葉を素直に有難く受け止めた。
ホント、失ってしまったものなんて山程ある...
私の花びらはもう残り少ないのかもしれない。
でもその分、学び得たものも数多あると自負している。
実際、歳を重ねる毎に心はどんどん伸びやかに
豊かになってきていると感じているし、
もしかしたらまた小さな蕾を宿すかもしれない。
例え、花びらを失ったとしても
“ いつかまぁるい美しい実を結べばいいさ♪ ” と
静かに心に誓い自分を励ました。
生きていると、いろんな言葉が心を逞しくしてくれる。
それが豊かさの証明でもある。
はぁ、今年も後1ヶ月。
ただただ... 自分に噓のない晴やかなる道を
一歩一歩進んでゆこうと念う “ はなちぇる ” です(^-^)>”
やさしき日々に、感謝♡