
今年の始めにワークショップで大変お世話になった 横浜美術館。
▷ホイッスラー展関連WS「書でつくるオリジナルサイン」
http://yokohama.art.museum/blog/2015/02/post-353.html
それ以降の展示は、毎回楽しみに観に行かせて貰っているのですが
夏〜秋に架けて開催されていた蔡國強展も
気が付けば最終日2日前になっていて
大慌てで先週の17(金)に観に行ってきました!!
ぎっくり腰後は、以前にも増して時間の流れがスローになり
ぼんやりに輪がかかっていて非常に危うい状態です<(*□*)>"
蔡國強展:帰去来

見えない壁に突進するこの狼の作品も
コンセプトも素晴らしく精巧な作りと躍動感に圧巻でしたが、
横浜美術館のホールで制作された幾つかの平面作品(↓)の
制作風景が私には想像の範囲を超えていて... 驚愕しました。

大勢のスタッフや関係者や取材陣が見守る中...
ホール一面に紙が敷かれた創作の場の中心に蔡國強氏がいて
取っ手の長い刷毛(ホウキ?)ですらすらと描いてゆきます。
その線をスタッフが順次くり抜いてゆき、その上に火薬を撒き、
全面を布や段ボールで覆い引火させて作品が描かれるのです。
あの静かな美術館に激しい爆音とほとばしる炎、
そして一面まっ白な煙に包まれていました。
柔らかな表情で淡々と語る蔡國強氏の姿と
想像を絶する激しさの中生まれた生命力溢れる美しい作品の対比に
魂をぐあんぐあんと揺さぶられました...
ホンモノのアーティストはやっぱりスケールが違います。

作品そのものが命なんだと感じた素晴らしい展覧会でした。

サインの筆跡にもうっとり...

次回の展示は、日本画家:中島清之さんの展覧会です。
また趣の異なるおもしろい作品に出会えそうです♪♪
しかも開催初日の11月3日(火・祝)は
無料観覧できるそうですので、横浜散策がてら皆様是非〜

http://yokohama.art.museum/exhibition/index/20151103-453.html